私は個人事業主を長くやった。もちろん会社員もやった。
リスクも多いのに何故個人事業主なのか。
人を信じていなかった。いや、人というのは気まぐれで、最良の選択という名の下でいともたやすく裏切ることを知っていた。辛い目には何度もあった。
今振り返ると、それは出来事を片側からしか見ていない利己的な評価だと思う。自分は裏切られても仕方ない程度の人間だった。口ばっかりで仕事は遅いし逃避もする。言い訳だけはたくさんする。相手から見れば裏切られたと思うこともしばしばだっただろう。そして何より「仲間」として認められるほどは信用できなかった。多分。だって自分は人より自分を、機械を信じていた。心もさほど開かなかった。相手からすれば自分勝手な奴に写っていたんだと思う。つまり自分は一匹狼の悪い面は満点だった。
人にコントロールされるのが嫌いだった。人をなめていた。自分の考えが至高だと信じていたから、他人の考えなど馬鹿にしていた。意見が違えば社長だろうとお客だろうと議論、いや口論したし、無理をしてでも勝とうとした。ルールも、全うな理由があるという信念の元に守らないことが色々あった。居酒屋での愚痴までは普通のサラリーマンだったが、それを翌日シラフで叩きつけていた。英雄気取りで。
努力が嫌いだった。毎日こつこつ積み上げるというのが嫌だった。勉強はした。でも長続きはしなかった。だからこそ中途半端で投げ出したことが多かった。そして他人を羨んだ。「俺は勉強がしたいのに忙しすぎる。なんで奴は勉強できる時間があるんだ。不公平だ」そんなこともよく感じていたし、実際文句を言っていた。
こんな状況だから、会社勤めなんかできなかった。
個人事業主となっても周囲の人に色々迷惑をかけ続けた。よく今まで生きてたなと思う。
そんな自分に気づき始めたのは2005年頃だったろうか。つい最近だ。一人ではどうやっても完成できないシステムをやるようになってから、そしてもっと決定的だったのは、技術では自分よりすごい若手を頻繁に見るようになってからだと思う。
技術を拠りどころにしていた自分が拠りどころを完全にさらわれた。無力な自分。そして自分だけでは無理だとも痛感させられた。
今はまだ気づいただけだ。単に自分を正しているに過ぎない。チームプレイがうまくできていたとも言えない。実践を重ねようと思う。
なんかまとまりがないが、今日はこのへんで。
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