昔自分は技術でトップに立とうとしていた。
実際かなり勉強もして努力ていた。自分よりすごい人を見るとそれを目標として、追いつき追い越そうとやっきになった時もあった。
そして追いつけないとわかると自分の不運のせいにした。言い訳だけなら誰だって、いくらだって言える。それに気づいてなかった。
今自分の立ち位置を見回すとずいぶん麓に落ちてしまったなと思う。実際落ちた訳ではないが、山が日々成長しているのが原因であることは明白だ。技術を獲得するのは確実だ。それは絶対的な武器になる。だからこそ自分はその武器を増強することに日々明け暮れていたはずだ。
でも今思うことは違う。武器はそれだけではない。最近よく使われる格好悪い言葉に人財という言葉がある。格好悪いが確かに的を射た言葉ではある。自分はずっとそれを疎かにしてきた。人嫌いだったかもしれない。人を信じてなかったかもしれない。人と共に進むのであれば、自分が技術を武器にしなくても済む方法もある。ようやくそれに気づいたのがここ数年だろう。
では自分が何をすることができるのか。それが今まだわからない。この年になってもそれが判らないというのは情けない事だと思う。でも年齢なんてあまり関係ない年齢でもある。やれることを探し、磨き、明日に備えようと思う。自分から主張する価値なんて、ハッタリと同じだ。他人が見出す自分の価値こそ本当の価値だと思う。
見出す目を持つ友を大切にし、厳しい言葉に耳を傾ける謙遜さをもって挑もう。不安と興奮が収まった今、静かなる大海を眺めるような、そんな安らかな気持ちでいる。
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